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日本27年。アメリカ103年。イギリス141年。
この数字は住宅の平均寿命です。日本の住宅はイギリスの住宅に比べ5分の1年しか住めないことになります。家の寿命が27年ということは、30歳で家を持ったとして住宅ローンの終わる定年前には、もう一度建て替えなければならいないということです。
うそのような本当の話なんです。
現実に退職金をリフォームや立て直しに使わなければ住めないような家が今の日本には氾濫しているのです。そしてこれからは、もっと増えるかもしれません。

なぜ日本の住宅はこんなにも短命になってしまったのでしょう?
地震大国でありながら、数々の歴史的建造物を残してきた日本の伝統建築技術。
この誇るべき建築技術の衰退を招いた原因としては、いくつかの理由があげられます。

ハウスメーカーによる過剰ともいえる採算性の追求。安くて早い家の量産。
そのニーズに応えるべく誕生した安価な新建材の氾濫etc。
日本の家屋が短命になった原因には、「安く・早く」の家造りが生んだ品質低下の悪循環があります。
仕方のない時代の流れと受け入れることもできるでしょう。
しかし、私たちが長年家を造ってきて肌で感じる大きな変化があります。
それは「オーナーさんの家作りへのこだわりの低下」
情報が簡単に手に入る時代ですから、オーナーさんは本当によく家の事を知っています。
打ち合わせの時にも驚くような専門用語が飛び出したりもします。
ですが、しっかりとした価値基準(信念)を持っているオーナーさんは以外と少ないものです。
安くするため、手抜きをされない為の知識は豊富でも、家造りにおいて何をいちばん重要とするのか?
どんな家に住みたいのか?絶対に譲れないこだわりは何か?
それを語れるオーナーさんは多くありません。
家は一生の買い物です。本気で悩んで、検討して、値段交渉して。
時にはオーナーさんと喧嘩になることもあります(笑。
でも本気でぶつかった家ほど、間違いなく「最高の家」が建ちます。
こだわりを持つ事で、必要なもの、いらないものもはっきりと見えてきます。
いらないものにお金をかける必要はありませんから。
欧米の住宅寿命が長い理由の一つに「付加価値をつけて売る」という考え方があります。
日本では長く住むほどに家は痛み、その価値は低下して最終的にはほとんどタダみたいな価格になってしまいますが、欧米では住むほどに価値を上げて高値で転売できるのです(もちろんすべてではありません)。
こう書くと「欧米では古い家ほど価値がある」と思われるかもしれませんがそうではありません。
オーナー自身が手を加えて家をグレードアップ!
住みながら家の価値を自分であげてゆくのです。
アメリカ映画でもオーナー自身が家のペンキを塗ったり、芝の手入れをする場面がよく出てきます。
欧米では「家の事は自分でやる」という習慣があります。
それが日本でも近年盛んに行われているDIY (do it your self)です。
自分の頭と手を使って自分に合った快適な住まい空間を楽しみながら創造しようというポジティブな行動力。
こんな家への愛着が、耐久性に優れた住宅環境を支えているのかもしれません。
家を造るにあたっての最大の悩みは「建築費」。もちろん安いに越した事はありません。
コマツ工房が建てる無垢材の家は、坪単価が平均で40万円〜50万円ほどです。
もちろんもっと良い素材を使えばさらにコストはアップします。
これを高いと見るか、安いと見るかはそれぞれでしょうが、目先の金額ばかりに目を奪われてしまうと本当の家の価値が見えなくなってしまうのも確かです。
仮に30年しか持たない家を1500万円で購入したとすると、単純計算で年間50万円で消費してゆくことになります。
けれど、同じ50万円を消費するにしても、80年建替えの必要がなければ4000万円もする家を建てる事ができるのです。
家を売って住み替える欧米と違い、日本では家を購入した場所に長く住み続けるのが普通です。
そんな日本だからこそ、手をかける事で孫の代まで住み続けられる家が必要だと思うのです。
何歳までその家に住み続けるつもりですか?しっかりと想像してください。
今こうしている間にも、日本には30年しか持たない家が次々と建築され続けています。
30年後にはそのほとんどがゴミとして処分されてしまう資源の無駄使いにもかかわらず。
コマツ工房は、一人でも多くのビジョンを持ったオーナーさんと出会い、夢を現実のものにするお手伝いをしてゆきたいと思っています。
では、長持ちする家とはどんな家なのでしょう?
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